学士教育
筑波大学では、構成する全ての学群・学類を対象にした「データサイエンス応用基礎プログラム」を、2024年4月に開始しました。本プログラムは修了認定を行う教育プログラムであり、修了要件をクリアするとオープンバッジによる修了認定が得られます。本プログラムは全学共通科目と各学群・学類の科目で構成されており、筑波大学に所属する全ての学生が履修できるようになっています。なお、本プログラムは、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」に認定されております。
また、本プログラムは、リテラシーレベルの学生を各専門分野のエキスパート、さらにはトップ人材へと羽ばたかせる重要な導管(conduit)の役割を果たすものとして構築されています。リテラシープログラムの知識をベースに、数理・データサイエンス・AIに関する基本的概念と手法、応用例を学び、さらに演習やプロジェクト型学習(Project-Based Learning(PBL))を通して実践的スキルを習得することを目的としたプログラムです。データから意味を抽出して有効に活用する能力や、データサイエンス・AIを活用して課題解決につなげる能力を身につけることを目的とします。
PBL演習等の成果等を蓄積したケースバンクや授業や研究等で用いた二次利用可能なデータ等を整理したデータバンクの公開について、大学全体の応用基礎プログラムとして実施することで、分野横断的な学習支援や高校、企業、自治体等との連携の加速化を図っていることや、地域や企業の課題解決に貢献するためのデータサイエンス科目を開講していることが評価され、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)プラス」にも選定されております。
(認定の有効期限:令和12年3月31日)
(認定の有効期限:令和12年3月31日)
筑波大学の認定制度申請書 筑波大学応用基礎プログラム(全学)の概要・補足
「データサイエンス応用基礎プログラム」を修了するためには、「データサイエンス・リテラシープログラム」に加え、【AI・データサイエンス実践】に該当する科目を1単位以上修得する必要があります。(ただし、「情報リテラシー(講義)」の単位を修得年度により変わりますので、詳しくは、下記の"修了要件と授業科目"をご確認ください。)
このプログラムを修了することで、数理・データサイエンス・AI(MDA)に関する基本的な概念と手法、応用例を学び、演習やプロジェクト型学習(PBL)を通して実践的スキルを習得することにより、データから意味を抽出してそれを有効に活用する能力や、実社会の問題解決に適切に応用する能力を身につけることができます。
本プログラムは3つの応用基礎コアからなります。各応用基礎コアに含まれる学修項目は、「数理・データサイエンス・AI(応用基礎レベル)モデルカリキュラム」に対応するものであり、上記の授業科目によってカバーされています。
全学教育課程委員会では、本プログラムを改善・進化させるため、次に掲げる事項について、審議・調整を行います。(※1)
※1 全学教育課程委員会に分野融合型MDA 教育推進本部の委員から担当教員が参画し、効果的な遂行体制を構築する
※2 令和7 年度以降に実施予定
分野融合型数理・データサイエンス・AI教育推進本部では、本プログラムの自己点検結果の評価を行います。